海外FXのNDD方式とは?DD方式との違いについても徹底解説!

海外FX業者を選ぶ際に「NDD方式」や「DD方式」という言葉を聞いたことがありませんか?

NDD方式とはFX業者が採用する約定方式のひとつで、透明性・公平性の高さがメリットとされています。

本記事ではNDD方式とは何か、仕組みやメリット・デメリットについても解説していきます。

またDD方式についての基礎も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

目次

海外FXのNDD方式とは?

NDD方式とは「None Dealing Desk(ノン・ディーリングデスク)」を略した言葉で、FX取引における約定方式のひとつです。

NDD方式を採用した海外FX業者の場合、トレーダーがインターバンクに直接注文・購入する仕組みになっています。

MEMO
インターバンクとは、FXに関わる全ての注文が集まる場所のことをいいます。

海外FX業者が仲介しないので、公平で透明性が高い約定方式となっています。

多くの海外FX業者がNDD方式を採用している

日本FX業者では、後ほど紹介する「DD方式」が採用されています。一方でほとんどの海外FX業者は「NDD方式」を採用。

そのため、約定方式としてNDD方式を希望する人は、日本FX業者ではなく海外FX業者を使うようにしてください。

NDD方式はDD方式よりもスプレッドが広いデメリットがありますが、透明性の高さや確実な約定を考えて、NDD方式を希望するトレーダーは多いです。

NDD方式の5つのメリットについて

NDD方式には以下の5つのメリットがあります。

  1. 透明性・公平性が高い
  2. 有利なレートで約定できる
  3. 約定スピードが速く業者による約定拒否が起きない
  4. EAを使った自動売買が可能
  5. スキャルピングできる

ここではNDD方式のメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

透明性・公平性が高い

先ほども解説しましたが、NDD方式ではトレーダーの注文が、FX業者を仲介せずインターバンクへ直接通り購入できます。

そのためFX業者による人為的な操作が一切行われないため、透明背が高く公平な取引が可能となっています。

有利なレートで約定できる

NDD方式は、レーダーにとって最も有利なレートで約定できるメリットがあります。

DD方式の場合は、FX業者の判断でレートが決められることがあり、場合によってはトレーダーにとって不利になるケースもあります。

約定スピードが速く業者による約定拒否が起きない

NDD方式は「トレーダーの注文→インターバンク」という流れなので、約定スピードが高いメリットもあります。

またFX業者が仲介しないことで、FX業者による約定拒否が起きません。

EAを使った自動売買が可能

EAにはスキャルピングタイプのものがあります。

DD方式を採用したFX業者では、基本的にスキャルピングが禁止されているため、スキャルピングタイプのEAを使えません。

しかしNDD方式を採用したFX業者では、スキャルピングが認められていることが多いです。

そのためNDD方式を採用したFX業者であれば、スキャルピングタイプのEAを始めとした自動売買を行えます。

海外FXにおけるEAについては、以下の記事で詳しくまとめています!

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スキャルピングできる

NDD方式を採用したFX業者ではスキャルピングができます。

スキャルピングについては以下の記事をご覧ください。

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DD方式を採用したFX業者では、FX業者が仲介して注文の判断をするため、スキャルピングに対応しきれない・損失リスクがあります。

しかしNDD方式を採用したFX業者であれば業者を仲介せず、直接注文がインターバンクに流れるので、スキャルピングに対応でき損失リスクもありません。

またNDD方式を採用したFX業者は「スプレッド」を収益としています。

そのため、むしろ取引回数が多くスプレッドを回収できるスキャルピングを歓迎しています。

NDD方式のデメリットはスプレッドの広さ

NDD方式のデメリットはスプレッドが広いことです。

なぜならNDD方式では取引手数料である「スプレッド」を収益としているからです。

特に短期売買を何度も繰り返すスキャルピングトレーダーの場合は、NDD方式の業者でスキャルピングをするとコスト負担が大きくなってしまうでしょう。

DD方式とは?

DD方式とは「Dealing Desk(ディーリング・デスク)」を略した言葉です。
NDD方式では、トレーダーの注文はFX業者を仲介せずに、直接インターバンクに流されていましたね。
しかしDD方式の場合では、トレーダーの注文はFX業者を仲介して約定されます。

DD方式はスプレッドが狭いことがメリット

DD方式のメリットはスプレッドが狭いことです。

スプレッドはFX取引における取引手数料ですから、DD方式を採用したFX業者を利用することで、コストを抑えた取引が可能です。

FX業者の判断が入り透明性・公平性が低い

DD方式ではFX業者が仲介するので、NDD方式と比べて透明性・公平性が低いとされています。

プロのトレーダーは透明性・公平性を大きなデメリットだと感じ、DD方式を採用したFX業者を使わないことがあります。

リクオートされる可能性がある

DD方式を採用したFX業者で取引していると「リクオート」される可能性があります。

リクオートとは、トレーダーが注文した価格では約定されずに、海外FX業者から新たに別の価格を提示されることです。

リクオートについて、詳しくは以下の記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。

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DD方式は主に日本FX業者が採用している

DD方式は、主に日本FX業者が採用している約定方式です。

なぜ透明性・公平性が低くリクオートの可能性があるDD方式を採用しているのかというと、スプレッドを抑えるためです。

結局NDD方式とDD方式どちらを選ぶべき?

NDD方式を採用したFX業者とDD方式を採用したFX業者、どちらを選ぶかはトレーダーによって自由です。

NDD方式は以下のような人におすすめです。

NDD方式は以下のような人におすすめ

  • 透明性・公平性の高さを重視したい
  • 約定力の高さを重視したい
  • できるだけ有利なレートで取引したい
  • EAを使った自動売買に挑戦したい
  • スキャルピングがしたい

DD方式は以下のような人におすすめです。

DD方式は以下のような人におすすめ

  • スプレッドが狭いFX業者を利用したい

NDD方式の海外FX業者でストレスフリーな取引をしよう!

NDD方式はなんといっても、透明性・公平性の高さや約定力の高さが魅力です。

透明性・公平性が低いFX業者や約定力が低いFX業者を選んでしまうと、思ったように取引ができるストレスを感じてしまう可能性があります。

ストレスなく取引したいのであれば、NDD方式の海外FX業者をおすすめします。

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この記事を書いた人

海外FX歴15年の編集長を元に結成された文字通り海外FXについてのマニアな編集部です。海外FXブローカー数社と密接なつながりがあり、裏事情などにも詳しいです。日本人が使いやすい海外FX会社を日々研究しています。

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