一攫千金を夢見て海外FXを始めたものの、想像していたより勝てないと悩める人は多いのではないでしょうか。
海外FXはギャンブルではないので、運だけでは勝ち続けれません。
今回は海外FXで勝てない理由や勝ち方のポイントについて詳しく解説していきます。
海外FXで勝てないのには理由がある!
海外FX取引はギャンブルではありませんので、運で勝ち続けれるものではありません。
海外FXでなかなか勝てないのには、以下のような理由があります。
- 環境認識や相場分析が上手くできていない
- マルチタイムフレーム分析が理解できていない
- インジケーターを使いこなせていない
- ポジポジ病になっている
- 資金管理ができていない
環境認識や相場分析が上手くできていない
海外FX初心者の人は特に、環境認識や相場分析が上手くできず、感情や「なんとなく下がりそう」などの感覚で取引してしまうことがあります。
しかし感情や感覚で取引をしていると、いつまで経っても勝つことができないでしょう。
マルチタイムフレーム分析が理解できていない
たとえば1分足だけ・5分足だけなど、小さな時間足だけを見て取引をしていると、なかなか勝つことができません。
海外FXでは、複数の時間足を見て相場の方向性やエントリーポイントを探る「マルチタイムフレーム分析」を行うことが大切です。
インジケーターを使いこなせていない
インジケーターとは、MT4やMT5などのプラットフォームに表示されるチャート上に挿入して使う、取引をサポートしてくれるツールのことです。
非常に便利なインジケーターですが、使い方が分からない・使いこなせていないと勝つことができません。
ポジポジ病になっている
ポジポジ病とは、根拠もないのに1日のうちに何度もポジションを持っては負けてしまうことです。
トレードに関する知識や経験がない人がこのポジポジ病になりやすいです。
資金管理ができていない
海外FXでは資金管理が非常になってきます。
自分の資金力に見合わないロット数やレバレッジで取引している人は、負けトレードが増えてしまうでしょう。
海外FXにおける5つの勝ち方のポイントを伝授
先ほどは、海外FXで勝てない理由について紹介しました。
なかなか海外FXで勝てていない人は、当てはまるものがあったのではないでしょうか?
自分が勝てない理由が分かったところで、次に海外FXにおける勝ち方のポイントを4つ紹介していきます。
勝ち方のポイントを押さえてトレードすることで、少しずつ利益を出せるようになりますよ。
環境認識や相場の分析を徹底して行う
海外FXで勝つためには、環境認識や相場分析がとても大切になってきます。
環境認識は単一時間足だけでなく「週足」「日足」「4時間足」「1時間足」など、各時間足でそれぞれ行います。
複数の時間足の方向性を見て行う分析を「マルチタイムフレーム分析」と言います。
環境認識の方法は人それぞれですが、ダウ理論や移動平均線など、シンプルでありながら多くのトレーダーが使っている方法で行うことをおすすめします。
ここではダウ理論と移動平均線を使った環境認識の方法を紹介します。
ダウ理論で行う環境認識の方法
ダウ理論とは、アメリカ合衆国のジャーナリスト・証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が提唱した、FX相場のトレンドを分析するための理論のことです。
ダウ理論には
- 価格 (平均株価)は全ての事象を織り込む
- レンドは短期・中期・長期の3つに分類される
- 主要なトレンドは3つの段階から形成される
- 価格は相互に確認される必要がある
- トレンドは出来高でも確認されなければならない
- トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
の6つの基本原則がありますが、環境認識に使えるのはダウ理論6つ目の理論「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」です。
明確なシグナルとは以下の場合を指しています。
- 上昇トレンドでこれまで切り上がっていた安値が切り下がる
- 下降トレンドでこれまで切り下がっていた高値が切り上がる
つまり、上昇トレンド中に最高値を作った安値(押し安値)を下にブレイクするまでは上昇トレンドが継続する、下降トレンド中に最安値を作った高値(戻り高値)を上にブレイクするまでは下降トレンドが継続するということになります。
現在のポンドドルの環境認識を、ダウ理論を使って日足から見ていきましょう。
日足では下降トレンドが発生していましたが、最安値を作った戻り高値を上に抜けて、下降トレンドが終わり上昇トレンドに転換する場面です。
次に4時間足です。
4時間足で見ても最安値を作った戻り高値を上にブレイクしているので、上目線です。
現在の最高値を作った押し安値を下にブレイクすると下目線に切り替わります。
次に1時間足を見てみましょう。
1時間足で見ても、最安値を作った戻り高値を上にブレイクし、価格が上昇しています。
最高値を作った押し安値を下にブレイクするまでは、上目線が継続します。
この場合、日足も4時間足も1時間足も上目線なので、買いエントリーを狙いたいとことです。
しかし1時間足では上昇トレンド中ではありますが、トレンドラインを下に抜けています。
そのためすぐに買いエントリーするのではなく、最高値を作った押し安値に引いたライン付近まで様子を見ましょう。
価格が押し安値に引いた水平ラインに近づいたら、ラインの少し下に損切を置いて思い切って買うのも良いでしょう。
もし押し安値に引いた水平ラインを下にブレイクすると、1時間足では上昇トレンドから下降トレンドに転換する可能性があります。
移動平均線を使った環境認識の方法
移動平均線を使った環境認識の方法もあります。移動平均線を使った環境認識の方法はいくつかあるかと思いますが、今回は「最強のFX 15分足デイトレ―ド」で紹介されている方法を見ていきましょう。
最強のFX 15分足デイトレ―ドでは、15分足の200EMAを見て環境認識を行います。
まず今の相場が上昇相場なのか下降相場なのかレンジ相場なのかを、200EMAとローソク足の位置で確認します。
- ローソク足が200EMAより上→上昇相場
- ローソク足が200EMAより下→下降相場
- ローソク足が200EMA付近にある→レンジ相場
これに加えて現在のトレンドを200EMAの傾きで確認します。
- 200EMAが上向き→上昇トレンド
- 200EMAが下向き→下昇トレンド
- 200EMAが水平→レンジ
基本的に上昇相場・上昇トレンドのときに買いエントリーして、下降相場・下降トレンドの時に売りエントリーを行います。
ファンダメンタルズ分析も意識しよう
FX取引におけるファンダメンタルズ分析とは、国の経済成長率や財政支出などの経済データをもとに未来の相場を予測する分析方法です。
ファンダメンタルズ分析には
- 各国の政府や中央銀行が発表する経済データ「経済指標」
- 世界各国の中央銀行が金融政策のために設定する金利「政策金利」
- 各国の財政や金融政策に影響を与える人による発言「要人発言」
- 紛争や国同士のトラブル「地政学的リスク」
があります。重要な経済指標や要人発言の発表時には価格が大きく変動することが多いので、毎日の経済指標や要人発言のスケジュールを必ず確認してください。
そして初心者のうちは、重要な経済指標や要人発言の発表時には取引しないことをおすすめします。
資金管理について勉強する
どのような手法を使って取引しようが、結局一番大切なのは資金管理だと考えるトレーダーは多いです。
たとえば自己資金が10,000円の場合、1取引ごとの損失が1,000~3,000円くらいまでは許容できると考えます。
損切りは自分を守る大切な武器である
損切り=負けというイメージを持ってしまうかもしれませんが、損切りは自分を守るための大切な武器です。
特に海外FX初心者の人の場合、損切りすることを恐れて損切りできなくなり、気が付けば損失が膨らんでいることがあります。
損切りを置く場所は
- 直近の高値もしくは安値
- エントリーの根拠となった水平ラインの少し上もしくは下
- エントリーした位置から-20pipsのところ
など人それぞれ自由ですが、自分で作った損切りルールを徹底して守ることが大切です。
上手くいかない・感情的になったら一度トレードを止めよう
トレードで勝てない状況が続いたり、感情的になってトレードしてしまう場合は、一度トレードするのをやめてみましょう。
感情的になったままトレードを続けていても、負けが続いていくだけです。
一度トレードから離れて冷静になってから取引を再開しましょう。
検証を徹底して行う
海外FXには勝率100%の必勝法はないことを理解しよう
自分がなぜ海外FXで勝てないのか理由がお分かりいただけたでしょうか?
そもそも海外FXには勝率100%の必勝法はなく、どんなに素晴らしいトレーダーであっても負けることはあります。
初心者の場合、数回負けただけで心が折れてしまうこともありあますが、10回トレードして4回負けっても、6回勝てば利益を出せます。
勝ち方のポイントを今一度理解し、少しずつ勝ちトレードを増やしていきましょう!
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