今回は海外FXにおける約定力について詳しく解説していきます。
海外FXにおける約定力とは?
まず「約定(やくじょう)」とは、売買注文が成立することをいいます。
海外FXにおける約定力とは
- 約定スピード(注文してから約定までにかかる時間)
- スリッページ率(注文した価格で約定できる確率)
- リクオートの少なさ
- 約定拒否発生の少なさ
などを表す言葉です。
約定率とは?
海外FX会社の公式サイトを見ると「約定力○○%!」と記載されていることがあります。
約定率とは、トレーダーが出した全ての注文が狙い通りに成立する割合から、リクオートや約定拒否などで約定できなかった注文の割合を引いて測定された確率の事です。
約定スピードとスリッページ率は別物である
約定力を決める要素の中には「約定スピード」と「スリッページ率」が含まれています。
約定スピードとはトレーダーが出した注文が約定されるまでのスピードのことで、単位は「ms(ミリ秒)」で表され、100msが0.1秒となります。
一方スリッページ率とは、トレーダーが注文した価格で約定される確率のことであり、単位は「pips(ピプス)」です。
海外FXにおける約定力が常に一定でない理由について
約定力は常に一定ではなく
- 利用する海外FX会社の取引方式
- 市場の流動性
- 通信状況や接続品質などのトレード環境
など様々な状況によって変化します。ここでは海外FXにおける約定力が常に一定でない理由について詳しく解説していきます。
取引する通貨ペアにより約定力が変わる
海外FXでは数十~数百種類もの通貨ペアを選んで取引できます。
通貨ペアによって取引量が異なり、取引量が多いメジャー通貨ペア・取引量が少ないマイナー通貨ペア・取引量が非常に少ないエキゾチック通貨ペアの3つがあります。
約定力は取引する通貨ペアによっても異なります。
例えば取引量の多いメジャー通ペア貨の場合、約定力は高くスプレッド幅は狭くなります。
一方で取引量が少ないマイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアでは、約定力が低くなりスプレッド幅が狭くなる傾向があります。
取引する時間帯で約定力は変わる
約定力は取引する時間帯でも変わってきます。
取引量が少ない時間帯や、値動きが激しい時間帯に取引すると約定力が落ちてしまいます。
また重要な経済指標や要人発言が発表されるタイミングもボラティリティが大きくなるため、約定力が低くなるので注意が必要です。
利用するFX会社によって約定力が変わる
例えば国内FX会社では「DD方式」・海外FX会社では「NDD方式」という取引方式が主流となっています。
国内FXのDD方式はスリッページは発生し辛いですが、業者が処理しきらない注文に対しては約定拒否が起こるケースがあります。
海外FXのNDD方式では基本的に約定拒否が起きない仕組みとなっていますが、流動性が低い・ボラリティが大きい状況ではスリッページが発生するケースがあります。
約定力が高い海外FX会社を選ぶメリットについて
利用する海外FX会社を選ぶ際には、約定力が高いところを選ぶと良いとされています。
ではなぜ約定力が高い海外FX会社を選ぶべきなのか、約定力が高い海外FX会社を選ぶメリットについて詳しく解説していきます。
大きな取引も安心して行える
ロット数の大きな取引は大きな利益を狙えますが、その分損失も大きくなります。
そのため約定力が低い海外FX会社を選んでしまうと注文・利確・損切りのタイミングが遅れてしまい、大きな損失を出す原因となってしまいます。
一方で約定力が高い海外FX会社であれば狙ったところで注文・利確・損切りができるので、約定力が原因の大きな損失を防ぐことができ、安心して取引ができます。
ストレスのない取引ができる
実際に取引をしてみると分かるのですが、注文ボタンを押しても実行されない・決済ボタンを押しても実行されない状況が続くと、トレードすることにストレスを感じます。
約定力の高い海外FX会社であれば、注文・決済・損切ボタンを押せば素早く約定されるため、ストレスなく取引ができます。
約定力が高いとスキャルピングするのに有利
スキャルピングとは、短期間に何度も売買を繰り返し利益を重ねていくトレードスタイルです。
スキャルピングトレードを有利に進めるためには、約定力の高い海外FX会社を利用することが大切なポイントです。
海外FX会社によってはスタンダードな口座タイプ以外に、約定力が高くスプレッド幅が狭い口座タイプを提供しているところもあります。
約定力は海外FX会社の信頼性とも繋がっている
約定力が高い海外FX会社は高品質な接続を維持したり、複数の流動性を供給する業者「リクイディティプロバイダー」から供給を受け流動性を確保するなど、様々な努力を続けています。
つまり約定力が高い海外FX会社とは、顧客が取引しやすい環境を整えていて、安心してトレードができる信頼性の高い会社だと言えます。
約定力が低い海外FX会社を選ぶデメリットについて
次に約定力が低い海外FX会社を選んでしまうと、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
スリッページが多く発生する
スリッページとは、実際に注文した価格からズレた価格で注文か約定することを言います。
スリッページのことを「注文が滑る」や「注文がスリップ」すると言われることもあります。
スリッページは取引が少ない時間帯や、経済指標や要人発言などが原因でボラティリティが大きくなると発生しやすいです。
スリッページが多く発生すると、自分が本来注文したい価格からズレたところで注文が約定してしまうので、想定外の損失が出てしまうデメリットがあります。
約定するまでのスピードが遅くなる
約定スピードが遅くなる原因には、トレーダーのネット環境の不安定さや、取引に使うパソコンやスマホのスペックが低さ、利用している海外FX会社の接続品質の問題などがあります。
このように約定力が低い海外FX会社を選んでしまうと約定スピードが遅くなるため、狙った価格で注文ができずに、トレードが不利に進んでしまうデメリットがあります。
リクオートや約定拒否が多く発生する
約定力の低い海外FX会社を選んでしまうと「リクオート」や「約定拒否」が多く発生します。
リクオートとは、トレーダーが注文した価格を海外FX会社側が約定拒否して、価格を再び提示してくることを言います。
リクオートが発生すると、トレーダーが狙っていた価格での注文は約定されません。そうなるとトレーダーは海外FX会社が提示してきた価格で約定するか、約定しないかを選ぶことになります。
ちなみに海外FX会社が提示してきた価格で良いかどうかを考えている時間にも価格は動きます。
考えている間に価格が大きく動くとトレードチャンスを失ってしまったり損失が大きくなるケースもあります。
一方「約定拒否」とは「オフクオート」とも呼ばれていて、リクオートと同じくトレーダーが希望する価格で約定できません。
さらにリクオートとは違い、海外FX会社から価格が再提示されることもありません。
約定力が高い海外FX会社のおすすめ4選
ここでは約定力が高くストレスなく取引できるおすすめ会社を4つ紹介します。
XMTrading
XMTradingは日本人からの最も人気が高い海外FX会社です。
XMTradingは平均約定率 99.98%を実現しています。さらに全ての注文の99.35%が1秒以内で約定される約定スピードの速さも魅力です。
IS6FX
IS6FXは比較的新しい海外FX会社です。
公式サイト上に社内の写真やスタッフの写真を公開していて、透明性が高いと話題です。
IS6FXでは独自のシステム開発を行っていて、約定率99.46%・平均約定速度0.29秒と業界最高峰の約定力・約定スピードを実現しています。
Tradeview Forexの約定力
Tradeview Forexの約定力はここまで紹介して生きた海外FX会社のように、約定力や約定スピードが数値化されていません。
SNSでradeview Forexの約定力に関する投稿を確認すると、約定力の高さを評価している人が多くなっています。
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bigboss
bigbossは日本でも有名なボブ・サップ氏をイメージキャラクターとしている海外FX会社です。
最近では最大レバレッジが555倍から999倍に引き上げられました。
定期的にサーバーシステムを増強しており、約定力・約定スピードが絶えず向上を続けています。
約定力が高いことから、専業トレーダーや大口トレーダーにも支持を得ています。
約定力の高い海外FX会社で有利にトレードを進めよう!
約定力の高い海外FX会社を選ぶことが、FX取引を有利に進めるためにいかに大切なポイントかお分かりいただけたでしょうか?
約定力の高い海外FX会社を選ぶことで、ストレスのない取引が可能となっています。
これから海外FX会社を選ぶ人は、約定力の高さも視野に入れて選ぶことをおすすめします。
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