海外FXでスワップポイントを狙うならトルコリラ円がおすすめ!特徴を紹介

海外FXを続けていると「トルコリラ」という名前の通貨を知ることになります。

普段生活している上ではあまり聞くことがない「トルコリラ」ですが、金利が高いため上手に活用するとスワップポイントで稼ぐことができます。

今回はトルコリラがどのような通貨なのかその特徴と、スワップポイントを狙うのにおすすめな通貨ペア「トルコリラ円」について詳しく解説していきます。

目次

トルコリラとは?

トルコリラとは東ヨーロッパと西アジアにまたがる中東の国「トルコ共和国」の通貨です。

トルコの人口は2019年時点で約8200万人で年々増加傾向にあります。またトルコは0~14歳の人口割合は23.4%と日本よりも高く、広大な土地と資源もあるため将来性のある国だと言えます。

ブラジル・ロシア・インド・中国に次いで経済大国になる可能性があるナイジェリア・インドネシア・エジプト・フィリピンなどの国を「NEXT11」と呼びますが、トルコはこのNEXT11のひとつとされています。

トルコリラは高金利である

トルコリラは高金利であることが最大の特徴とされています。以下の表に2021年5月時点の主要国の政策金利をまとめてみました。

国名 政策金利
日本 -0.10%
アメリカ 0.25%
欧州 0.00%
イギリス 0.10%
カナダ 0.25%
オーストラリア 0.10%
ニュージーランド 0.25%
スイス -1.25%
南アフリカ 3.50%
トルコ 19.00%

表を見るとトルコリラの金利は19%と、他の主要国と比べてずば抜けて高いことが分かりますね。

トルコは長く高金利政策を続けているので、金利が低い国の通貨とトルコリラを組み合わせた通貨ペアを取引することで、スワップポイントを効率的に稼げるのです。

海外FXにおけるトルコリラ円の特徴について

先ほど紹介したように、トルコリラは金利が19%と高くなっています。

一方で日本の「円」は金利が-0.10%と低いので、高金利通貨と低金利通貨の通貨ペア「トルコリラ円」を選び、日本円を売ってトルコリラを買うと大きなスワップポイントを狙えます。

ここではトルコリラ円の特徴について解説していきます。

トルコリラ円の価格推移について

現在2021年の6月なので、2011年から2021年までの6月のトルコリラ円の価格を表にまとめてみました。

価格
2011年 49.700574
2012年 44.130339
2013年 51.442807
2014年 47.830398
2015年 45.689880
2016年 35.896812
2017年 31.915800
2018年 24.128908
2019年 18.640817
2020年 15.754745
2021年 12.979256
数字では分かりにくいかもしれないので、視覚的にどう価格が推移しているか分かりやすいようにグラフにしてみました。

グラフにしてみるとよく分かりますが、2013年からトルコリラ円の価格は下がっていて長期的な下降トレンドを形成していることが分かります。

海外FXでトルコリラ円を取引する際の注意点

他の通貨ペアより高額なスワップポイントを狙えるトルコリラ円ですが、取引するにあたって注意するべき点がいくつかあります。

ここではトルコリラ円を取引する際の注意点について詳しく見ていきましょう。

トルコが破綻するリスクを頭に入れておこう

トルコは今後の成長が期待される国ではありますが、長く慢性的な経済赤字が続いている状況です。

トルコの基礎的財政収支の推移は以下の表をご覧ください。

基礎的財政収支(単位:10億トルコ・リラ)
2015年 13.70
2016年 -25.61
2017年 -26.90
2018年 -83.33
2019年 -163.53
2020年 -177.58
2021年 -198.65

数値はIMFによる2021年4月時点の推計
※GFS(政府財政統計マニュアル)に基づいたデータ

引用元:世界経済のネタ帳

上の表を見て分かる通り、トルコでは2016年から2021年までずっと赤字が続いており、2021年現在が最も赤字額が大きくなっています。

このまま赤字が膨れ上がっていくと、経済破綻のリスクがあることは頭に入れておきましょう。

政治的リスクにも注意しよう

トルコリラ円を取引する際には、トルコの経済的リスクも頭にいれておきましょう。

トルコとアメリカはNATO加盟国であり同盟関係にありますが、2016年に発生したクーデータなど様々なことが原因となり、現在ではアメリカとの関係が崩れ良好とは言えません。

このままアメリカとの関係が良くならなければ、トルコの経済は改善しない可能性が高いと言えます。

国債格付けの問題もある

海外FXでトルコリラ円を取引する際には、トルコリラの国債格付けの低さも考慮する必要があります。

国債格付けとは国家の総合的な債務履行能力を示し、信頼度を表す尺度となりマーケットに大きな影響を与えます

主要国の国債格付けは以下の通りです。

国名 ムーディーズ S&P フィッチ
Aaa stable AAA stable AAA negative
Aaa stable AAA stable AA+ stable
Aaa stable AA+ stable AAA negative
Aaa stable AA+ stable AA positive
Aa3 stable AA stable AA- negative
A1 stable A+ stable negative
B2 negative B+ stable BB- stable

記号の意味は以下を参考にしてください。

  • 【Aaa/AAA】信用力が最大
  • 【Aa/AA】信用力が大
  • 【A/A】信用力あり
  • 【Baa/BBB】信用力が中程度
  • 【B/B】信用力が低い
  • 【Caa/CCC】信用力が極めて低い
  • 【SD/RD】選択的デフォルト・一部債務不履行
  • 【D】債務不履行

※一般的にBaa/BBBまでが「投資適格級」とされ、それ以下は「投資不適格級」「ジャンク級」と呼ばれる

引用参考元:金相場情報 Let’s GOLD 

国債の格付けで見るとトルコリラの信頼性は低いと言えます。

そのためトルコリラ円に投資することはリスクが高く、急激にレートが変動する恐れがあることを頭に入れながら取引する必要があります。

政策金利が下がる可能性もある

2021年5月の時点でトルコリラの金利は19%と高くなっています。

しかし今後は金利が大幅に下がる可能性もあるので、スワップポイント狙いで取引する人は注意しておきましょう。

実際2019年1月のトルコリラの金利は24%でしたが、2020年1月には10.75%まで下がった過去があります。

海外FXでトルコリラ円を取引するなら低レバレッジで

海外FXにおけるトルコリラ円の取引はスワップポイントで稼ぎたいので、ポジションを長く保有することになります。

そのため、できるだけ低レバレッジでエントリーをしてロスカットのリスクを軽減することが大切です。

トルコリラ円が取引できる海外FX会社とスワップポイント

当サイトでおすすめする海外FX会社8社の中で、トルコリラ円の取引ができるのは「FXGT」のみとなっています。

FXGTは2019年12月からサービスを開始した新しい海外FX会社なので、日本人にとっては馴染みがないでしょう。

FXGTは大手暗号資産取引所CryptoGTによって設立されていることもあり、仮想通貨取引や仮想通貨による入出金ができるのが特徴的です。

FXGTではセーシェル共和国の金融ライセンス(ライセンス番号:SD019)を取得していますが、ライセンスの信頼度はそこまで高くありません。

しかしFXGTでは顧客の資産を信託銀行にて分別管理し、万が一会社が倒産した際に信託会社や言語氏が顧客に資産を返還する「信託保全」という制度もあります。

さらには最大1,000,000ユーロを補償する顧客向けの賠償責任保険も契約しているため、安心して取引できる環境が整っています。

FXGTにおけるトルコリラ円のスワップポイントは200円となっています。

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海外FXでトルコリラを上手に活用してスワップポイントを稼ごう!

トルコリラを取引するには注意点もありますが、もっとも高金利なため低金利な円などと取引することでスワップポイントを稼げます。

スワップポイントを稼ぐのにおすすめな通貨ペアトルコリラ円は流動性が低いマイナー通貨なので、初心者の人は知識・経験をつけてから取引することをおすすめします。

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この記事を書いた人

海外FX歴15年の編集長を元に結成された文字通り海外FXについてのマニアな編集部です。海外FXブローカー数社と密接なつながりがあり、裏事情などにも詳しいです。日本人が使いやすい海外FX会社を日々研究しています。

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