海外FX取引をする際には、取引する通貨ペアを選ぶ必要があります。
海外FX初心者の人はどの通貨ペアを選ぶべきか悩んでしまいますよね。そこでおすすめなのが「ドル円(USDJPY)」です。
ドル円は世界でもっとも流通性の高い「米ドル」と信頼性の高い「日本円」の組み合わせなのです。
ボラティリティの高い通貨ぺアと比べて値動きが小さく素直に動くので、初心者の人でも分析・取引しやすいのが特徴的。
今回はドル円がどのような特徴を持つ通貨ペアなのか詳しく解説していきます。
ドル円とは?特徴につと、解説!
ドル円(USDJPY)はアメリカのドルと日本の日本円を組み合わせた通貨ペアで、初心者の人だけでなくトレード上級者からも人気の通貨ペアです。
ここではドル円がどのような通貨ペアなのか、特徴について詳しく解説していきます。
取引量が多い
ドル円は、世界で最も流通性の高い「米ドル」と信頼背の高い「日本円」を組み合わせた通貨ペアなので、非常に取引量が多い通貨ペアだと言えます。
2019年の世界FX取引の通貨ペア別シェア率を見てみると、ドル円のシェア率は13%であり世界で2番目に多く取引されていることが分かります。
画像引用元:oanda
また金融先物取引業協会が2020年2月に発表した2020年1月の「日本の店頭外国証拠金取引の通貨ペア別の出来高のシェア率」を見ると、ドル円が58%で全体の半分以上を占めていることが分かります。
画像引用元:oanda
日本人トレーダーと外国人トレーダーでドル円のシェア率は異なりますが、ドル円が日本人と外国人のどちらのトレーダーからも多く取引されていることが分かりますね。
ボラティリティが低く初心者におすすめ
ドル円は取引量・流通性が高く安定した通貨ペアです。
ボラティリティが低いため、基本的にはポンド円やゴールドのように大きく価格が変動することがありません。
値動きも素直でテクニカル分析が効きやすい傾向があるため、初心者の人におすすめの通貨ペアだ言えます。
ボラティリティが低いということは、一日で大きな利益は狙えませんが逆に大きな損失も出にくくなります。
スワップポイントは稼ぎにくい
スワップポイントとは取引する通貨ペアの金利差を利益として受け取る、もしくは支払うものです。
2021年6月時点での日本円の金利は-0.1%・米ドルの金利は0.25%であり、大きな金利差がありません。
そのためスワップポイントを狙ったトレードがしたい人にはドル円はおすすめできません。
ドル円の価格・値動きの推移について
現在2021年の7月なので、2011年から2021年までの7月のドル円の価格を表にまとめてみました。
年 | 価格 |
2011年 | 76.730000 |
2012年 | 78.110000 |
2013年 | 97.860000 |
2014年 | 102.790000 |
2015年 | 123.920000 |
2016年 | 102.050000 |
2017年 | 110.250000 |
2018年 | 111.860000 |
2019年 | 108.740000 |
2020年 | 105.880000 |
2021年 | 109.860000 |
ドル円は2011年~2012年にかけて70円台を推移していましたが、徐々に価格が上がり2015年には123円台に突入。
その後はやや価格が落ち着き、現在は約110円台を推移しています。
ドル円を取引するなら経済指標や要人発言に要注意!
比較的値動きの小さなドル円ですが、経済指標や要人発言が発表されると価格が大きく動くことがあります。
ここではドル円の値動きに影響を与える経済指標や要人発言を紹介します。
米国雇用統計
米国雇用統計は最も重要な経済指標です。アメリカ労働省の労働統計局が
- 失業率
- 非農業部門雇用者数
- 週労働時間
- 平均時給
- 建設業就業者数
- 製造業就業者数
- 金融機関就業者数
などを含む、アメリカの雇用情勢に関する計10数項目を調査し結果を発表します。
10数項目発表される指標の中で特に重要なのが「失業率」と「非農業部門雇用者数」です。
非農業部門雇用者数は特に注目度が高く、農業部門でない分野の事業所の給与支払い帳簿を元に集計された雇用者数です。
対象事業者は自営業と農業従事者を含まない、約40万の会社・約4700万人の従業員となっています。
失業率とは、アメリカの労働人口(16歳以上で働く意志を持つ人)の中で失業者が占めている割合のことで、約6万世帯が調査対象になっています。
【米国雇用統計の発表時期】
原則として毎月第一金曜日に発表されます。発表時間は
- 夏時間は日本時間で 21:30
- 冬時間は日本時間 で22:30
となります。
FOMC
FOMCとは「Federal Open Market Committee」の略であり、日本語では「連邦公開市場委員会」といいます。
FOMCはアメリカの金融政策を議論・決定する会合であり、通常年に8回開催されています。
FOMCは海外FXにおいても注目度が高いため、指標が発表されるとドル円の価格が大きく動くことがあります。
小売売上高
アメリカはGDP(国内総生産)の約70%を個人消費が占めているため、個人消費がアメリカの景気に影響を与えます。
【小売売上高の発表時期】
米商務省センサス局が対象月の翌月第2週ごろに発表。発表時間は
- 夏時間は日本時間で 21:30
- 冬時間は日本時間 で22:30
となります。
アメリカの要人発言
ドル円の値動きに影響を与えるアメリカの要人には
- アメリカのFRB(米連邦準備理事会)議長
- アメリカの財務長官
- アメリカの各地区連銀総裁
などがいますが、特にFOMCで金融政策を決定する機関「FRB」の議長による発言は要注意です。
日本の要人発言
ドル円の値動きに影響を与える日本の要人には
- 日本銀行総裁および副総裁
- 日本の財務大臣
がいます。日本の要人発言が世界の相場を大きく動かすことは少ないですが、ドル円を含めた対ドル円の通貨ペアの場合は影響することがあります。
国際会議の会議内容や決定事項
以下のような国際会議の会議内容や決定事項もドル円の価格に影響を与えます。
- アメリカや日本を含む先進7か国とEUが参加する国際会議「G7」
- G7の参加国に加え複数の国と欧州中央銀行・IMF(国際通貨基金)・世界銀行による国際会議「G20」
ドル円を取引したいのであれば為替ニュースや政治ニュースをこまめにチェックし、ドル円の価格に影響しそうなものがないか毎日チェックすることが大切です。
海外FXでドル円を取引するならXMTradingがおすすめ!
海外FX取引を行うための海外FX会社はいくつかありますが、海外FX初心者の人には「XMTrading」がおすすめです!
ここではXMTradingがどのような会社なのか詳しく見ていきましょう。
利用者が最も多く日本人人気も高い
XMTradingは海外FX会社の中で最も利用者が多く、日本人からの人気も非常に高くなっています。
海外の会社ではありますが日本語によるサポートに完璧に対応。
英語が話せないと不安に感じている人でも、口座開設から取引・利益の出金まで問題なく進めることができるようになっています。
問い合わせ方法には「メール」と「日本語対応のライブチャット」の2つがあり、週5日24時間対応してくれるので、何か困ったことがあっても安心です。
約定力が高く安心して取引ができる
ある程度知名度のある海外FX会社であっても、いざ口座開設して取引してみると狙ったところで注文や決済ができないケースがあります。
約定力とは売買注文が成立するスピードや約定拒否発生の少なさなどのことであり、約定力が高い海外FX会社ほどストレスなく取引が可能です。
XMTradingでは平均約定率 99.98%を実現し、全ての注文の99.35%が1秒以内で約定される約定スピードの速さにもこだわっています。
海外FXマニア編集部でもXMTradingを使った取引を行っていますが、注文や決済は非常にスムーズに行えています。
口座開設で3,000円のボーナスがもらえる
XMTradingで新規口座開設すると、3,000円の口座開設ボーナスを受け取れます。
口座開設ボーナスは資金を入金しなくても受け取ることができ、証拠金として取引にも使えます。
とりあえずFX取引を体験してみたいという人も、XMTradingの口座開設をしてボーナスを受け取れば、自分の資金を使わずに取引を体験できますよ。
海外FXするならまずはドル円から挑戦しよう!
TwitterなどのSNSを見ると、ボラティリティの高いポンド円やゴールドで大きく稼ぐ人がいるため憧れを持ってしまう人もいるでしょう。
しかしボラティリティの高い通貨ペアは損失が大きくなるリスクもあり、初心者の人が取引するには危険です。
海外FX初心者の人はボラティリティの低いドル円の取引からスタートし、FX取引に慣れていくことをおすすめします。
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