海外FX初心者の人でテクニカル分析をしたいけれど、何から始めればいいか分からないでいる人はいませんか?
海外FX初心者の人が優先して覚えるべきテクニカル分析は、ライン分析とチャートパターンです。ライン分析とチャートパターンは多くのトレーダーが意識しているので、機能しやすいテクニカル分析となっています。
本記事では海外FX初心者が覚えるべきライン分析とチャートパターンについて、全部で14つ紹介していきます!
海外FX初心者が覚えるべきライン分析とチャートパターン14選
ではさっそく、海外FX初心者が覚えるべきライン分析とチャートパターン14選をひとつずつ紹介していきます!
1.トレンドライン
トレンドラインとは、2点以上の高値同士もしくは安値同士を結んだ斜めのラインです。上昇トレンドラインはサポートラインに、下降トレンドラインはレジスタンスラインとして機能します。
まず2点以上の安値に引いた上昇トレンドラインに価格が近づいたら買いが検討できます。
ローソク足が上昇トレンドラインで反発せずに、ローソク足が上昇トレンドラインを下にブレイクしたら売りを検討しましょう。
一方、2点以上の高値に引いた下降トレンドラインに近づいたら売りを検討できます。
ローソク足が下降トレンドラインで反発せずに、ローソク足が下降トレンドラインを上にブレイクしたら買いが検討できます。
2.サポートライン(支持線)・レジスタンスライン(抵抗線)
価格が上昇していてもなかなか上抜け部分や、価格が下落していてもなかなか下抜けできない部分があります。
価格が上抜け出来ない部分を「レジスタンスライン(抵抗線)」・下抜け出来ない部分を「サポートライン(支持線)」といいます。
レジスタンスラインを上にブレイクすると上昇の勢いが強くなる傾向があり、サポートラインを下にブレイクすると下落の勢いが強くなる傾向があります。
3.ダブルトップ
ダブルトップは高値を2回付けた後にネックラインを下にブレイクすると価格が下落していきます。
ダブルトップでは以下の2つのエントリータイミングがあります。
- ネックラインをローソク足実体で抜けたのを確認し、その次の足から売りエントリーする
- ネックラインをブレイク後、ローソク足がネックラインに戻りと付けてから売りエントリーする
上記1番目の、ネックラインをローソク足実体で抜けた次のローソク足でエントリーする方法では、結局価格がネックラインを再度上にブレイクしダマシに合う可能性もあります。
上記2番目の、ネックラインをブレイク後にローソク足がネックラインに戻りと付けてからエントリーする方法では、戻しを付けずにどんどん下落していく結局エントリーできないこともあります。
4.ダブルボトム
ダブルボトムは安値を2回つけた後にネックラインを上にブレイクすると価格が上昇していきます。
ダブルボトムのエントリーもダブルトップと同じ2つのエントリーパターンがあります。
5.三尊(ヘッドアンドショルダー・トリプルトップ)
三尊は高値3回付けた後にネックラインを下にブレイクすると価格が下落していきます。
三尊のエントリーもダブルトップやダブルボトムと同じ2つのエントリーパターンがあります。
6.逆三尊(ヘッドアンドショルダーボトム・トリプルボトム)
逆三尊は高値を3回付けた後にネックラインを上にブレイクすると価格が上昇していきます。
逆三尊のエントリーもダブルトップやダブルボトムと同じ2つのエントリーパターンがあります。
7.三角持ち合い:上昇ペナント型
三角持ち合いの上昇ペナント型は、高値が切り下がり安値が切り上がっている三角持ち合いを上に抜けて上昇する形です。
8.三角持ち合い:下降ペナント型
三角持ち合いの下降ペナント型は、高値が切り下がり安値が切り上がっている三角持ち合いを下に抜けて下落する形です。
9.三角持ち合い:上昇三角型
三角持ち合いの中の上昇三角型は、安値がほどんど変わらず高値が切り下がっていている形です。
三角持ち合い上昇三角型は必ずではありませんが、上にブレイクして上昇しやすい傾向があります。
10.三角持ち合い:下降三角型
三角持ち合いの下降三角型は、高値がほどんど変わらず安値が切り上がっている形です。
三角持ち合い下降三角型は必ずではありませんが、下にブレイクして下落しやすい傾向があります。
11.三角持ち合い:上昇ウェッジ型
三角持ち合いの上昇ウェッジ型は、高値と安値がどちらも切り下がっている形です。
絶対ではないですが最終的には上にブレイクし上昇しやすい傾向があります。
12.三角持ち合い:下降ウェッジ型
三角持ち合いの下降ウェッジ型は、高値と安値がどちらも切り上がっている形です。
絶対ではないですが最終的には下にブレイクし下落しやすい傾向があります。
13.下降フラッグ
下降フラッグは下降トレンドの途中で出現するチャートパターンです。
下降トレンド中に下降フラッグが発生しフラッグを下にブレイクすると、そのまま下降トレンドが継続することが多いです。
14.上昇フラッグ
上昇フラッグは上昇トレンドの途中で出現するチャートパターンです。
上昇レンド中に上昇フラッグが発生し上昇ラッグを下にブレイクすると、そのまま上昇トレンドが継続することが多いです。
ライン分析とチャートパターンの注意点について
FX取引に慣れたトレーダーであれば、チャート画面を見て素早くラインを引いたりチャートパターンを見つけることができ取引に活かせます。
しかし初心者の人はなかなかチャートパターンを上手く使いこなせないことが多いでしょう。ここではチャートパターンを使って取引する際の注意点を解説していきます。
ライン分析とチャートパターンは「絶対」ではない
初心者の人は「上昇のチャートパターンが出現したから買いだ!」と信じて買いエントリーするでしょう。
しかしライン分析やチャートパターンは絶対ではないことを頭に入れて置くことが大切です。
チャートパターンだけでなく、移動平均線などのインジケーターやマルチタイムフレーム分析、ダウ理論などを取入れることでより信頼度を高めることができます。
移動平均線について詳しくは以下の記事をご覧ください!
初心者はライン分析やチャートパターンを勘違いしていることも
初心者の人は例えば三尊でない部分を三尊として見てしまい、勘違いしてエントリーしてしまう可能性があります。
そのためまずは過去チャートでチャートパターンを探す練習をして、チャートパターンを見つけたらその後の値動きを検証していきましょう。
長期足のチャートパターンほど信頼度が高い
チャートパターンは短期足・中期足・長期足の全てに出現します。
長期足のチャートパターンは多くのトレーダーが意識しているため信頼度が高いと言えます。しかし短期足のチャートパターンは長期足や中期足ほどの信頼性はありません。
短期足でチャートパターンを使ってエントリーする際は上位足の方向性を確認して、上位足の方向性と逆張りする場合は長くポジションを保有しないようにしましょう。
ライン分析に関しても、長い期間効いているラインほど信頼性が高まります。
チャートを見てラインやチャートパターンを探す練習をしよう
FXを始めたばかりの頃はラインを引くのも、簡単なチャートパターン「ダブルトップ」「ダブルボトム」でさえ見つけるのに苦労するでしょう。
しかしチャート画面に慣れてくれば、難しいチャートパターンでも見つけれるようになります。
ライン分析やチャートパターンは絶対ではありませんが、トレンド転換やトレンド継続の根拠となるので、エントリー根拠の材料として知っておいて損はありませんよ。
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