海外FXの運営会社が破綻した場合はどうなる?信託保全が重要

海外FX取引をするにあたって、海外FXの運営会社が破綻した場合はどうなるんだろう?と疑問・不安を感じている人はいませんか?

本記事では海外FXの運営会社が破綻した場合に、顧客の資産がどうなるのか詳しく解説していきます。

最後には信託保全のある海外FX業者を3選紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

海外FXの運営会社が破綻したら顧客の資金はどうなる?

利用している海外FX運営会社は、いつ破綻するか誰にも分かりません。

ずっと運営を続けられるかもしれませんし、明日破綻するかもしれません。

利用している海外FX運営会社が破綻して一番心配なのは、預けているお金がどうなるか?ではないでしょうか。

海外FX業者には「信託保全」がある業者とない業者があり、信託保全がある会社であれば運営会社が破綻してもトレーダーの資金は返ってきます。

信託保全とは?

信託保全とは、顧客から預かったお金を「信託銀行」に預け、海外FX業者の資産と分けて管理することをいいます。

信託保全は万が一海外FX運営会社が破綻した場合にトレーダーが預けている資産を返還する制度です。

このように信託保全はトレーダーを守る仕組みであり、海外FX業者が破綻した時に役立つ制度となっています。

信託保全で補償される範囲は?

信託保全では以下の全額が補償されます。

  • 預入証拠金
  • スワップ損益
  • 評価損益
  • 実現損益

一方で信託保全ではFX取引による損失は補償されません。

信託保全を受けるにはお金はかからない

信託保全を受けるために、トレーダー側が支払うお金は一切ありませんので安心してください。

信託保全がある海外FX業者を利用すれば、自動的に信託保全の補償が受けられます。

信託保全と分別管理の違いは?

信託保全と似た制度に「分別管理」があります。信託保全はしていないけれど分別管理はしている海外FX業者はかなり多いです。

分別管理も信託保全と同じく、顧客の資産と海外FX業者の資産を分けて管理することです。

 

では信託保全と分別管理の何が違うのでしょうか?簡単に説明すると以下のようになります。

  • 信託保全は外部の信託銀行にのみ顧客の資産を預ける
  • 分別管理は外部の銀行でも、社内で管理しても良い

分別管理している海外FX業者は自社銀行で顧客の資産を管理しているケースが多く、万が一海外FX業者が破綻した際も顧客の資産が返還されません。

つまり、信託保全に対応した海外FX業者のほうが安全性が高いと言えます。

国内FX業者は信託保全が義務!海外FX業者は業者で異なる

国内FX業者は信託保全が義務化されています。そのため国内FX業者が破綻しても顧客の資産は返還されるようになっています。

しかし海外FX業者には信託保全は義務化されていません!

つまり海外FX業者によって信託保全があるところ、ないところがあるということです。

海外FX業者を利用する場合で万が一運営会社が破綻した際にしっかり補償してほしいのであれば、信託保全がある海外FX業者を選びましょう!

信託保全のある海外FX業者3選

信託保全がある海外FX業者は以下の3つです。

  1. Tradeview Forex(トレードビューフォレックス)
  2. BigBoss(ビッグボス)
  3. FXGT(エフエックスジーティー)

それぞれの海外FX業者について詳しく見ていきましょう!

Tradeview Forex(トレードビューフォレックス)

 
総合評価
(5.0)
世界的に信頼度の高い金融ライセンスを取得し安全性の高い海外FX業者です。MT4とMT5以外の取引ツールが使えるのもポイント!口座開設に時間がかかる・ボーナス制度がないなど、初心者よりは中級~上級者向けです。

Tradeview Forex公式サイトはコチラ

Tradeview Forex詳細ページはコチラ

最大レバレッジ 金融ライセンス 信託保全 ボーナス
500倍 ケイマン諸島 あり なし
日本語サポート 主要通貨スプレッド 取引ツール ゼロカット
あり 2.0 pips MT4/MT5/cTrader/Currenex あり

Tradeview Forexは日本人にはあまり馴染みのない海外FX業者かもしれません。

しかしTradeview Forexは取得難易度が高く、信頼性の高い金融ライセンス「ケイマン諸島の金融ライセンス(ライセンス番号:585163)」を取得しています。

ケイマン諸島の金融庁は10,000社以上の金融機関を監視しているだけあって、審査が非常に厳しくなかなか取得できません。

Tradeview Forexは信託保全があり、万が一会社が破綻した場合は1顧客あたり35,000ドルまで補償してくれます。

信頼度が高い金融ライセンスを取得しているだけあって最大レバレッジは低めです。

しかし万が一破綻した際のリスクを抑えたい人には、Tradeview Forexはおすすめの海外FX業者です。

BigBoss(ビッグボス)

 
総合評価
(3.5)
最大レバレッジが555倍から999倍に引き上げられるなど、今後の成長が期待できる海外FX業者です。取得している金融ライセンスの信頼度は高くないものの、信託保全があり安心感はあります。仮想通貨取引も可能です。

Bigboss公式サイトはコチラ

Bigboss詳細ページはコチラ

最大レバレッジ 金融ライセンス 信託保全 ボーナス
999倍 セントビンセント・グレナディーン諸島 あり あり
日本語サポート 主要通貨スプレッド 取引ツール ゼロカット
あり 1.6pips MT4 あり

BigBossではセントビンセント・グレナディーン諸島の金融ライセンスを取得しています。

セントビンセント・グレナディーン諸島の金融ライセンスは、ライセンスとしての信頼度は高くありません。

しかしBigBossでは顧客の資産を分別管理し、信託保全もあります。

また日本人スタッフが5人在籍していて、本語によるサポートにも対応しています。

このようにBigBossは金融ライセンスの面で見ると安全性に不安が残るものの安心して取引できる環境をしっかり作っている海外FX業者だと言えます。

FXGT(エフエックスジーティー)

 
総合評価
(4.0)
仮想通貨取引もできる海外FX業者!新規口座開設ボーナスや入金ボーナスもあり、初心者にもおすすめです。豊富な口座タイプがあり、取引スタイルに合わせて選べます。

FXGT公式サイトはコチラ

FXGT詳細ページはコチラ

最大レバレッジ 金融ライセンス 信託保全 ボーナス
1,000倍 セーシェル共和国 あり あり
日本語サポート 主要通貨スプレッド 取引ツール ゼロカット
あり 1.6pips  MT5 あり

FXGTでは顧客の資産を信託銀行にて分別管理しています。

それに加えて信託保全があり、最大1,000,000ユーロを補償する顧客向けの賠償責任保険も契約しているため、万が一会社が倒産しても顧客の資産は保護されます。

信託保全があれば運営会社が破綻しても安心できる!

これまで紹介してきた通り、信託保全がある海外FX業者であれば、万が一運営会社が破綻した場合でも顧客の資産は返還されます。

しかし信託保全がある海外FX業者は限られているので、運営会社が破綻した場合のことを不安に感じるのであれば、今回紹介した3社から選ぶことをおすすめします。

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この記事を書いた人

海外FX歴15年の編集長を元に結成された文字通り海外FXについてのマニアな編集部です。海外FXブローカー数社と密接なつながりがあり、裏事情などにも詳しいです。日本人が使いやすい海外FX会社を日々研究しています。

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