海外FXで「売買サインがでた!」と自信を持ってエントリーしたのに、結局価格が逆行してしまった…。
そんな経験ありませんか?それは「だまし」というものです。
だましにあうと損失が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
本記事では海外FXにおける「だまし」について詳しく解説していきます。
海外FXにおけるだましとは?
海外FXにおける「だまし」とは、上昇もしくは下降するサインが出たにも関わらず、サインとが逆の方向に価格が動く現象のことをいいます。
例えば過去に何度も価格を止めているサポートラインがあるとします。
一般的に過去に何度も価格を止めているサポートラインを価格が下にブレイクすると、価格は下落するとされています。
しかし強いサポートラインを下にブレイクしたので売りでエントリーしたものの、その後価格が下降せずに再度上昇してしまう…これが「だまし」の具体例です。
初心者の人は一般的に根拠が強いとされているサインが現れると、大きめのロットで取引してしまう傾向があります。
しかしサインが現れたからと大きめのロットでエントリーしすぎてしまうと、だましにあったときに損失が大きくなってしまうので注意が必要です。
海外FXで「だまし」が起きる理由は?
海外FXでは市場参加者全体の注文を100だとして、買いに60の注文・売りに40の注文が入ると、価格は上昇します。
例えば一般的に「売り」とされるサインが出たとしても、買いエントリーするトレーダーはたくさんいます。
売りのサインが出たとしても買いエントリーするトレーダーの方が多ければ「だまし」が発生し、価格は上昇していきます。
海外FXで「だまし」に合わないための6つの方法
海外FX取引で、できるだけ「だまし」に合わないために以下の6つの方法を実践してみましょう!
- 売買サインが出ても飛び乗りエントリーしない
- 最初の売買サインでエントリーするなら小ロットで
- テクニカル分析でエントリーの根拠・精度を高める
- エントリーと同時に損切り注文を行う
- 同じ場所で過去にだましが起きていないかチェックする
- 値動きが連動する通貨ペアを確認しよう
ひとつずつ詳しく解説していきます!
1.売買サインが出ても飛び乗りエントリーしない
だましは1回目の売買サインで起きやすい傾向があるので、売買サインが出たとしても慌てて飛び乗りエントリーしないでください。
つまり、1回目の売買サインは見逃して、2回目の売買サインでエントリーするとだましを回避できます。
2.最初の売買サインでエントリーするなら小ロットで
先ほど、だましを回避するために1回目の売買サインは見逃し、2回目の売買サインでエントリーしましょうとお伝えしました。
しかし人によっては1回目の売買サインでエントリーしたい!と考えることもあるでしょう。
もし最初の売買でエントリーするのであれば、まずは小ロットで様子を見てください。
様子を見てサイン通りの動きをしそうであれば、ロット数を上げて再度エントリーするといいですよ。
3.テクニカル分析でエントリーの根拠・精度を高める
根拠が薄い状態でエントリーすると「だまし」に合う確率が高まります。
そのためテクニカル分析をしっかりと使い、根拠・精度を高めるとだましを回避しやすくなります。
根拠が1つしかない取引よりも、根拠が2~3つある取引の方が勝率は高まります。
テクニカル分析については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください!
4.エントリーと同時に損切り注文を行う
エントリーする際には、注文すると同時に損切り注文も行いましょう。
これはだましを回避する方法というよりかは、だましによる損失を抑える方法です。
5.同じ場所で過去にだましが起きていないかチェックする
だましは同じ場所で再度発生するケースがあります。
そのため「エントリーしよう」と思うポイントが来たら、過去に同じ場所でだましが起きていないかチェックしてみてください。
もし過去にもだましが起こっている場所であれば「まただましが起きるかもしれない」と意識しながら取引しましょう。
6.値動きが連動する通貨ペアを確認しよう
海外FXには、例えばユーロドル(EURUSD)とポンドドル(GBPUSD)など、同じような値動きをする通貨ペアがあります。
エントリーする際には値動きが連動する通貨ペアを2~3つほど監視して、全て同じ値動きになっていればその方向に動く可能性が高いです。
根拠が多いほどだましを回避できるので、根拠のひとつにしてください。
だましにあったらどうする?対処法を解説
気を付けていても「だまし」にあうことはもちろんあります。もしだましにあってしまったら、以下の4つの対処法をお試しください!
- 損切りする
- だましが発生した方向にエントリーする
- ポジションの一部を決済して様子を見る
- 資金に余裕があればそのまま様子を見る
それぞれの対処法について詳しく解説していきます。
1.損切りする
だましにあってしまったら、損失が大きくなる前に損切りしてください。
「損切りしたらもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、損失が大きくなるよりかは利益を諦めた方が賢明です。
2.だましが発生した方向にエントリーする
だましにあったら損切りして、だましが発生した方向に再度エントリーする方法もあります。
しかし相場はどちらに動くか分からないので、だましが発生した方向にエントリーしても利益が出るとは限りません。
この対処法はFX中級~上級者向けなので、初心者の人が行う際は注意が必要です。
3.ポジションの一部を決済して様子を見る
だましにあったら、保有しているポジションの一部を決済して様子を見ましょう。
例えばポジションの半分を決済して様子を見て、再度だましと逆方向に価格が進んだ場合、残した半分のポジションは利益がでます。
4.資金に余裕があればそのまま様子を見る
もし資金に余裕があればそのまま様子を見るのも方法のひとつです。
しかし様子を見ていて価格が戻らなそうであれば、早めに判断して損切りするようにしてください。
だましは完全に回避できない!対処法や予防法を貯めそう
だましを完全に回避することはできません。
しかし予防策を意識して取引することで、だましに合う確率を下げることができます。
またもしだましにあっても今回紹介した対処法を試して、できるだけ損失が大きくならないようにしてください。
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