海外FXにおける注文方法には「成行注文」と「指値注文」「逆指値注文」の3つがあります。
成行注文とは、相場を見ていて自分が注文したいと思ったタイミングで手動で注文する方法です。
一方で指値注文と逆指値注文は、自分で設定した値に価格が到達したら自動で注文される方法です。
今回は指値注文と逆指値注文について詳しく解説していきます。
海外FXにおける指値注文とは?
まず指値注文(さしねちゅうもん)とは、
- 価格が現在の価格より下がったところで買い注文を行う
- 価格が現在の価格より上がったら売り注文を行う
という注文方法です。
例えばドル円の現在の価格が1ドル120円だとして、今後価格が115円まで下がったところで買いたいと考えます。
ずっとチャートを見れない人は「115円で買いの指値注文」を入れると、価格が115円まで下がったところで自動で買い注文が行われます。
価格が115円まで下がったら自動で買い注文が入り、予想通り価格が上がれば利益を出すことができます。
売りの指値注文の例も紹介します。例えばドル円の現在の価格が120円として、今後価格が125円まで上がったら売りたいと考えます。
そこで「125円で売りの指値注文」を入れると。、価格が125円まで上がったところで自動で売り注文が行われます。
価格が125円まで上がったら自動で売り注文が入り、予想通り価格が下がれば利益を出すことができます。
指値注文をしていても、指定した価格に達さなければその指値注文は約定されません。
MT4で指値注文する方法を解説
MT4で指値注文する方法について解説します。まずMT4の上にある「新規注文」をクリックします。
すると「オーダーの発注」画面が出てきます。オーダーの発注画面で注文種別「成行注文」を押すと「指値注文」が出てくるのでクリックします。
指値注文をクリックすると、その下に「指値または逆指値注文(新規注文)」という項目が出てきます。
注文種別「Buy Limit」を押すと
- Buy Limit
- Sell Limit
- Buy Stop
- Sell Stop
の4つの英語が出てきます。
4つのうち指値注文は「Buy Limit」と「Sell Limit」です。
【Buy Limit】現在の価格より低くなったら買い注文
【Sell Limit】現在の価格より高くなったら売り注文
Buy LimitとSell Limitの好きな方を選択し価格を設定したら、青色の「発注」ボタンをクリックし指値注文が完了です。
価格を間違えると指値注文が狙ったところとは違うところで約定されてしますので、発注ボタンを押す前に設定価格をしっかりと確認しましょう。
海外FXにおける逆指値注文とは?
次に逆指値注文について解説していきます。
まず逆指値注文(さしねちゅうもん)とは、
- 価格が現在の価格より上がったら買い注文を行う
- 価格が現在の価格より下がったら売り注文を行う
という注文方法です。
例えばドル円の現在の価格が1ドル120円だとして、今後価格が125円まで上がったところで買いたいと考えます。
この場合「125円で買いの指値注文」を入れると、価格が125円まで上がったところで自動で買い注文が行われます。
逆指値はネックラインブレイクを狙った取引をしたいときなどに役立ちます。
売りの逆指値注文の例も紹介します。例えばドル円の現在の価格が120円として、今後価格が110円まで下がったら売りたいと考えます。
そこで「110円で売りの逆指値注文」を入れると。、価格が110円まで下がったところで自動で売り注文が行われます。
価格が110円まで上がったら自動で売り注文が入り、予想通り価格が下がれば利益を出すことができます。
逆指値注文をしていても、指定した価格に達さなければその指値注文は約定されません。
MT4で逆指値注文する方法を解説
MT4で逆指値注文するためには、指値注文と同じく「新規注文」を押して「オーダーの発注」画面を開きます。
「注文種別」の「成行注文」をクリックすると「指値注文」が出てくるのでクリックしましょう。
指値注文をクリックすると、その下に「指値または逆指値注文(新規注文)」という項目が出てきます。
注文種別「Buy Limit」を押すと
- Buy Limit
- Sell Limit
- Buy Stop
- Sell Stop
の4つの英語が出てきます。
4つのうち逆指値注文は「Buy Stop」と「Sell Stop」です。
【Buy Stop】現在の価格より高くなったら買い注文
【Sell Stop】現在の価格より低くなったら売り注文
Buy StopとSell Stopの好きな方を選択し価格を設定したら、青色の「発注」ボタンをクリックし指値注文が完了です。
価格を間違えると逆指値注文が狙ったところとは違うところで約定されてしますので、発注ボタンを押す前に設定価格をしっかりと確認しましょう。
海外FXで指値注文・逆指値注文する際に注意すること
指値注文と逆指値注文はチャートをずっと見ていられない人にとってはとても便利な機能ですが、注意点を知っておかないと有効活用できません。
設定した価格に達しない限り指値・逆指値注文は約定されない
指値注文と逆指値注文は、設定した価格にレートが達しない限り注文が約定することはありません。
例えば現在のドル円の価格が100円として、110円に上がったところで売りの指値を入れたとします。
その場合は価格が110円に達しなければ指値注文は約定されません。
現在の価格より離れすぎた価格に指値・逆指値注文を入れてしまうと、相場が予想通りに動かなかった場合ずっと指値・逆指値注文が約定されないことになります。
価格の設定や注文方法を間違えるケースもある
指値注文・逆指値注文に慣れていない初心者の場合、指値を置く価格を間違えて設定してしまうケースがあります。
価格を間違えて設定してしまうと、自分が希望していない価格で指値注文が約定されていしまい損失がでる可能性も。
またMT4における指値注文・逆指値注文は以下のように英語で表記されています。
Buy Limit(買いの指値注文) | 現在の価格より低くなったら買い注文 |
Sell Limit(売りの指値注文) | 現在の価格より高くなったら売り注文 |
Buy Stop(買いの逆指値注文) | 現在の価格より高くなったら買い注文 |
Sell Stop(売りの逆指値注文) | 現在の価格より低くなったら売り注文 |
慣れていないと指値と逆指値を間違えてしまうことがあるでしょう。
指値注文・逆指値注文をする際には価格と注文の種類をしっかりと見て、間違いないことを確認してから注文を実行しましょう。
指値・逆指値注文と同時に損切と利確を設定しよう
損切と利確も設定せずに指値注文もしくは逆指値注文をしてしまうと、狙い通りの価格に達して指値注文・逆指値注文が約定されても、その後予想と反対にレートが動く可能性があります。
その場合に損切設定をしていなかったら、レートが急激に変動した際に大きな含み損を抱えてしまう可能性があります。
指値注文もしくは逆指値注文を行う際には、必ず損切と利確も設定しましょう。
初心者は逆指値注文を活用してみよう!
逆指値注文は「価格が上がったら買う」「価格が下がったら売る」ので、ラインのブレイク手法をしている人や、トレンドに乗った取引をしたい人におすすめです。
逆指値でラインブレイクを狙いトレンドの波に乗る
逆指値をすることでトレンドの初動に乗ることができます。実際のチャートで説明します。以下のチャートはドル円の1時間足チャートです。
数日間レンジが続いていて、黄色い丸で反応している意識されている赤い水平ラインが引けました。
この赤色の水平ラインを上にブレイクしたら、強く上に上昇するかもしれないと予想します。
ここで逆指値注文の出番です。赤い水平ラインの価格が109.006円なので、その少し上の青い丸あたりの価格で逆指値注文を入れます。
そうすると価格がラインを上にブレイクした際に自動で買い注文が入り、利益を得ることができます。
海外FX取引に慣れたら指値・逆指値注文に挑戦してみよう
会社員でチャートを見る時間が限られている人の場合、なかなかトレードチャンスを掴めないことがあります。
そんな時は今回紹介した指値注文や逆指値注文を使った取引にも挑戦してみましょう!
しかし取引に慣れていないと間違えて注文してしまうこともあるので、ある程度取引に慣れてから指値注文・逆指値注文に挑戦してくださいね。
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