海外FXで稼げるようになったら、喜びとともに「税金への不安」が頭をよぎります。
海外FXで稼いだ利益は雑所得に分類され、所得が上がっていくほど納めるべき所得税も上がっていきます。
本記事では海外FXにおける税金の計算方法について詳しく解説していきます。
税金についての不安がある人は、いくら稼いだらいくら税金がかかるのか、本記事を参考にシュミレーションしてみましょう!
海外FXにおける税金の計算方法について
海外FXで利益が出たら「所得税」「住民税」「復興特別所得税」の3種類の税金を支払うことになります。
まず所得税とは個人の所得に対してかかる税金のことです。所得には10種類ありますが、海外FXで得た所得は「雑所得」に区別されます。
次に住民税(市・県民税)とは、地方公共団体の住民であることに対して課税される税金のことです。
最後に復興特別所得税とは、東日本大震災から復興するための財源確保を目的とした適用された税金のことです。
ここでは「所得税」「住民税」「復興特別所得税」の3種類の税金の計算方法をそれぞれ詳しく解説していきます。
海外FXで出た利益に対する所得税の計算方法
まず海外FXで出た利益に対する所得税の計算方法について解説していきます。
所得税は1年間の全ての所得から、所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算します。具体的な計算式は以下の通りです。
所得税=所得 × 累進税率 – 所得控除額
※所得とは一年間の海外FXでの利益から、経費と基礎控除などの各種控除額を引いた金額のことです
累進税率と所得控除額は以下の表を参考にしてください。
課税総所得額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円から1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円から3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円から6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円から8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円から17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円から39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
参考:国税局ホームページ
海外FXで出た利益に対する住民税の計算方法
次に海外FXで出た利益に対する住民税の計算方法について解説していきます。住民税は以下の計算式で計算できます。
住民税=所得 × 10%+均等割(税額1,000円未満は切り捨て)
※均等割は合わせて5,000円の仮定します
所得税は所得が大きくなるほど税率が上がっていきますが、海外FXで出た利益に対する住民税は10%に固定されています。
復興特別所得税の計算方法
次に復興特別所得税の計算方法です。復興特別所得税は以下の計算式で計算できます。
復興特別所得税=所得税額 × 2.1%
復興特別所得税の課税対象期間は、平成25年から平成49年までとされています。
海外FXにおける大体の税額を知って支払い計画を立てよう!
海外FXの利益に対する税金がいくらかかるか不安な人は、予想される海外FXでの所得から大体の「所得税」「住民税」「復興特別所得税」を計算してみましょう。
税金の計算方法を知っておくことで、海外FXで大きな利益が出た際も税金で焦ることがなくなるのでおすすめです。
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