海外FXで利益が出始めると「税金はいくらになるだろう?」と考える人も増えてくるでしょう。海外FXで稼げるのは嬉しいけれど、税金額が高くなるような気がして不安になりますよね。
本記事では確定申告する前に、海外FXの利益に対する税金額がどれくらいなのか、だいたいの金額を計算する方法を伝授していきます。
海外FXをしていて税金額に不安を感じている人は、確定申告前に一度税金額を計算してみましょう。
海外FXで確定申告する前に自分で税金額を計算する方法を紹介!
海外FXで得た利益に対して払う税金には「所得税」「住民税」「復興特別所得税」の3種類があります。
所得税の計算方法
所得税の計算方法は以下の通りです。
所得税=所得 × 累進税率 – 所得控除額
所得とは一年間の海外FXでの利益から、経費と基礎控除などの各種控除額を引いた金額のことです。
累進税率とは海外FXの利益に対して適用される税制のことで、所得額が高くなるほど税率が上がっていきます。
課税総所得額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円から1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円から3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円から6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円から8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円から17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円から39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
参考:国税局ホームページ
所得が50万円の場合は上記の表で照らし合わせると、税率が5%で所得控除額が0円ということが分かります。
これを「所得 × 累進税率 – 所得控除額」の計算式に当てはめると、海外FXにおける年間所得が50万円の場合の所得税は以下のように計算できます。
50万円×10%-0円=50,000
つまり海外FXにおける年間所得が50万円の場合、所得税が5万円かかるということになります。
住民税の計算方法
次に住民税の計算方法です。住民税は以下の計算式で計算できます。
住民税=所得 × 10%+均等割(税額1,000円未満は切り捨て)
※均等割は合わせて5,000円の仮定します
海外FXにおける年間所得が50万円の場合の住民税は以下の計算式で出すことができます。
50万円×10%+5,000円=55,000
つまり海外FXにおける年間所得が50万円の場合の住民税は55,000円ということになります。
復興特別所得税の計算方法
次に復興特別所得税の計算方法です。復興特別所得税は以下の計算式で計算できます。
復興特別所得税=所得税額 × 2.1%
海外FXにおける年間所得が50万円の場合の所得税は5万円でしたね。この場合の復興特別所得税は以下の計算式で出すことができます。
5万円×2.1%=10,500
つまり海外FXにおける年間所得が50万円の場合の復興特別所得税は10,500円ということになります。
ある程度の税金額を知って海外FXの確定申告に備えよう!
確定申告前にある程度の税金額を知っていれば、早めに税金の支払い計画を立てることができます。
確定申告前に税金額が分かっていれば、早めの支払い計画が立てやすいのでおすすめです。
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