確定申告書類の書き方が分からず悩んでいる人はいませんか?
海外FXで利益を出せるようになったら、年末に確定申告を行い税金を納めます。しかし初めて確定申告する人の場合、確定申告書類の書き方が分からず不安になってしまうこともあるでしょう。
本記事では2種類の確定申告書類の書き方について解説していきます。確定申告の知識がない人も、本記事を読み込んで確定申告の流れをつかんでくださいね。
海外FXにおける2種類の確定申告書類の書き方を解説!
海外FXで利益が出たら確定申告をしますが、確定申告では以下の2種類の書類を書かなければなりません。
- 確定申告書Aもしくは確定申告書類B
- 白色申告の人は白色申告収支内訳書・青色申告の人は所得税青色申告決算書
それぞれの書類の書き方について詳しく見ていきましょう。
確定申告書A・Bの書きを解説
まずは確定申告書Aと確定申告書Bの書き方について解説していきます。
日本では所得を10種類に分けています。確定申告書Aと確定申告書Bのどちらを使うかは、受け取っている所得の種類によって異なります。
確定申告書A | 「配当所得」「給与所得」「一時所得」「雑所得」でのみ使える |
確定申告書B | 10種類全ての所得に使える |
確定申告書Aの方が書く項目が少ないので、確定申告書Aに該当する人は確定申告書Aを使うことをおすすめします。
確定申告書A 第一表の書き方を解説
ここではまず、確定申告書A 第一表の書き方を解説していきます。以下の画像をご覧ください。確定申告書A 第一表で書くべき部分を、ブロックごとに分けて数字を振り分けました。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 申告する人の個人情報を入力する
- 収入金額等を入力する
- 所得金額等を入力する
- 所得から差し引かれる金額を入力する
- 税金の計算を行う
- その他
確定申告書A 第二表の書き方を解説
次に確定申告書A 第二表の書き方を解説します。以下の画像をご覧ください。確定申告書A 第二表で書くべき部分を、ブロックごとに分けて数字を振り分けました。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 申告する人の個人情報を入力する
- 所得の内訳を入力する
- 一時所得・本人・寄附金控除・雑損控除に関する事項、特例適用条文等を入力する
- 配偶者や親族に関する事項を入力する
- 住民税に関する事項を入力する
- 保険料控除等に関する事項を入力する
確定申告書B 第一表の書き方について解説
確定申告書Bにも「第一表」と「第二表」があります。まず確定申告書B 第一表の書き方から見ていきましょう。
以下の画像をご覧ください。確定申告書B 第一表で書くべき部分を、ブロックごとに分けて数字を振り分けました。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 申告する人の個人情報を入力する
- 収入金額等を入力する
- 所得金額等を入力する
- 所得から差し引かれる金額を入力する
- 税金の計算を行う
- その他
確定申告書B 第二表の書き方について解説
次に確定申告書B 第二表の書き方について解説について解説していきます。以下の画像をご覧ください。確定申告書B 第二表で書くべき部分を、ブロックごとに分けて数字を振り分けました。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 申告する人の個人情報を入力する
- 所得の内訳(所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額)を入力する
- 総合課税の譲渡所得・一時所得、本人、雑損控除、 寄附金控に関する事項と特例適用条文を入力する
- 社会保険料控除等に関する事項を入力する
- 配偶者や親族に関する事項を入力する
- 事業専従者に関する事項を入力する
- 住民税・事業税に関する事項を入力する
白色申告収支内訳書の書き方を解説
白色申告収支内訳書は2枚あります。まず1枚目の書き方から解説します。こちらも以下画像で、書くべき部分をブロックごとに分けて数字を振り分けました。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 申告する人の個人情報を入力する
- 収入金額、売上原価を入力する
- 経費を入力する
- 専従者控除前の金額、専従者控除、所得金額を入力する
- 給与賃金の内訳を入力する
- 税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳を入力する
- 事業専従者の氏名等を入力する
次に白色申告収支内訳書の2枚目の書き方を解説します
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 売上(収入)金額の明細を入力する
- 減価償却費の計算を入力する
- 仕入金額の明細を入力する
- 地代家賃の内訳を入力する
- 利子割引料の内訳(金融機関を除く)を入力する
所得税青色申告決算書の書き方を解説
次に青色申告している人用の「所得税青色申告決算書」の書き方について解説していきます。所得税青色申告書は4枚あります。
まず1枚目ですが、これは白色申告収支内訳書の1枚目とほとんど同じです。異なる部分は以下画像の赤枠部分です。
青色申告では10万円もしくは最大65万円の控除を受けられます。自分に適用される控除額を赤枠部分に必ず記入してください。
次に2枚目の書き方を解説していきます。
それぞれの項目で記入するべき内容は以下の通りです。
- 月別売上(収入)金額及び仕入金額を入力する
- 賃倒引当金繰入額の計算
- 給料賃金の内訳を入力する
- 専従者給与の内訳を入力する
- 青色申告特別控除額の計算
次に3枚目の書き方について解説します。
3枚目は減価償却費についてと「利子割引料の内訳」「地代家賃の内訳」「税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳」について記入します。
青色申告で10万円控除を選択した人は、この3枚目までを記入すればOKです。青色申告で65万円控除を選択している人は、次の4枚目も記入します。
4枚目の貸借対照表では、資産と負債の金額を記入します。
確定申告書類の書き方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!
海外FXするなら確定申告書類の書き方を覚えよう!
今後海外FXを継続して稼いでいく予定があれば、確定申告書類の書き方をしっかり覚えていきましょう!
初めて確定申告する人は難しいと感じてしまうかもしれません。しかし手順通りにひとつずつ終わらせていけば、問題なく終わらせられますよ。
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