e-Taxで電子申告したいけれどやり方が分からず困っている人はいませんか?特にアナログ派でスマホやパソコンの扱いに慣れていないと、電子申告なんてできる気がしないですよね。
本記事ではe-Taxを使って電子申告するやり方を4ステップで詳しく解説しています。
電子申告ができるようになると、手書きで確定申告する必要も、確定申告書類を郵送もしくは税務署に持ち込む必要もなくなりとても便利です。
これまで電子申告したことがない人も、ぜひ挑戦してみましょう!
海外FXの確定申告をe-Taxで電子申告するやり方を解説
確定申告はe-Taxという電子システムを使って行うこともできます。青色申告には10万円と最大65万円の控除があります。
令和3年度からルールが変更となり、最大65万円控除を受け取るためには「e-Taxによる申告(電子申告)又は電子帳簿保存を行うこと」という条件を満たすことが追加されました。
ここでは確定申告書をe-Taxで電子申告するやり方について解説していきます。
STEP1:e-Taxの公式サイトにアクセスし「作成開始」をクリック
まず「国税庁 確定申告書等作成コーナー」へアクセスしてください。確定申告書作成コーナーにアクセスしたら「作成開始」をクリックします。
STEP2:e-Taxで税務署への提出方法を選択する
すると以下の画像のように、4つの提出方法が表示されます。
それぞれの提出方法について詳しく見ていきます。
ただしマイナンバーカード方式で提出するのであれば、事前にスマートフォンアプリ「マイナポータル」をダウンロードしておく必要があります。
マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)では、マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用してe-Taxを行います。
マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)を行うためには、事前にICカードリーダーライタを購入しておく必要があります。
ID・パスワード方式では、税務署で発行されたID・パスワード方式の届出完了通知を使ってe-Taxを行います。こちらの方法はマイナンバーカードもICカードリーダーもスマートフォンも不要です。
STEP3:e-Taxで所得税の確定申告書を記入する
上記3つの提出方法で、それぞれ進み方が異なりますが、画面表示に従って手続きを進めると最終的に全て以下の画面にたどり着きますので「所得税」をクリックしてください。
次の画面では「次へ進む」をクリックします。
次の画面では生年月日を入力し「作成する確定申告書の提出方法」で「e-Taxにより税務署に提出する」を選択します。
「申告内容に関する質問」では自分に当てはまる方を選択し「次へ進む」をクリックしてください。
収入金額・所得金額の入力画面へ進みます。海外FXの利益は「雑所得 その他」です。右横の「入力する」をクリックして利益を入力してください。
それ以外にも、事業を行っている人は「事業所得」・会社員で給料を受け取っている人は「給与所得」・分離課税に該当する利益がある人は下の「分離課税の所得」で該当するものを入力し、「入力終了(次へ)」をクリックします。
次は所得控除の入力です。対象となる所得控除を全て入力したら「入力終了(次へ進む)」をクリックします。
次に「税額控除・その他の項目の入力」を行います。該当するものがあれば入力して「入力終了(次へ)」をクリックします。
すると所得税の納付金額が表示されます。
これまで入力した情報に間違いがあれば修正を行い、間違いがなければ画面右下にある「次へ」をクリックします。
次の画面では「入力終了(次へ」をクリックします。
次の画面では改めて所得税の納税額と、住所や氏名など申告者の情報が表示されます。間違いがなければ一番下にある「次へ進む」をクリックします。
次の画面ではマイナンバーの入力を求められるので、入力して次へ進み、確定申告書を印刷して完了です。
複数口座ある場合は各海外FX業者ごとの収入金額・所得金額を入力
海外FXで複数口座を持っている場合はこの「STEP3:所得税の確定申告書を記入する」で、全ての口座での利益を入力します。所得の種類「雑所得」の「業務・その他」の「入力する」を選択します。
この画面では「入力する」を選択します。すると「雑(その他)所得の入力」画面に移ります。
詳しい入力の仕方は以下の通りです。
- 種目では「その他」を選択し、下に「証拠金取引」と自分で入力する
- 業務に該当しますかは「いいえ」を選択する
- 収入金額は海外FXで得た利益を記入。マイナスの場合は「-100,000」というように記入する
- 必要経費があれば記入する
- 源泉徴収税額には「0」を記入する
- 所得の生ずる場所には利用した海外FX会社本社の住所を入力する
- 報酬などの支払者の氏名・名称には海外FX会社の運営会社の名前を記入する
複数口座持っている場合は1件ずつ損益を入力していくので、1社終わったら「続けてもう1件入力」を押して同じように入力していきましょう。
今回は「海外FXA社で100万円の利益・B社で50万円の損失・C社で50万円の利益が出た」と仮定しているので、全て入力すると以下のように表示されます。※今回は必要経費は0円としています
「相続等に係る生命保険契約等に基づく年金(保険年金)の入力」に関しては、相続等に係る生命保険契約等に基づく年金(保険年金)の受給があれば「はい」を、なければ「いいえ」を押して「次へ進む」を選択します。
雑所得に「1,000,000」と表示されました。これは3つの海外FX口座の損益が内部通算された結果です。
STEP4:e-Taxで決算書・収支内訳書の作成を行う
「決算書・収支内訳書の提出方法の選択」では「e-Taxで送信する」を選択し「作成する決算書・収支内訳書の選択」では自分に該当するものを選んで「入力終了(次へ)」を押します。
青色申告を選択した人は青色申告決算書の入力に、白色申告を選択した人は収支内訳書の入力に進むので、画面表示に従って入力を進めます。
すると各種控除前の所得金額が表示されるので、間違いなければ次へ進み、書類を送信・印刷して完了です。
海外FXで稼ぐならe-Taxに挑戦して65万円控除を目指そう
海外FXでこれからガンガン稼ぐ予定の人は、電子申告のやり方をしっかりとマスターして、青色申告の65万円控除を目指しましょう!
青色申告65万円控除ができれば、収入から65万円が控除されるので大きな節税となります。
本記事を参考にしながら、ひとつずつ確実に進めてくださいね。
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